おすすめ株主優待常連のオリックス【8591】は本当におすすめか?

この記事は約7分で読めます。

株主優待は近年企業が力を入れていることでも注目を集めています。
しかし、一体どの企業を選べばいいのか迷いますよね。

そんなときによく株主優待ランキングで調べるとおすすめの企業を見ることができます。
そこによく登場するのがオリックス【8591】です。

オリックスの株主優待は ①ふるさと優待 ②株主カード の2つとなっています。

特に人気なのが①ふるさと優待です。ふるさと優待は、オリックスグループの全国の取引先が取り扱う商品を厳選したカタログギフトから好きなものを1つ選べるという内容です。しかも、100株以上を3年以上継続保有している株主には、ワンランク上のカタログギフトが届けられるのだとか…

出典:オリックス
出典:オリックス

②株主カードは、提示によってオリックスグループのサービスを割引価格で利用できるというものです。利用できるサービスの範囲は結構広く、宿泊・食事、野球観戦、水族館、レンタカーなどたくさんあります。

2020年の優待案内のリンクを貼っておくので気になる方はチェックしてみてください。
「グループ優待のご案内」

さて、いくら株主優待が豪華でも経営状況が厳しければ投資することはおすすめできません。そこで今回は、株主優待おすすめ常連のオリックスについて、経営分析していきます!

事業内容

事業内容ですが、オリックスは非常に幅広い事業に取り組んでいます。少し長くなりますが、気になる部分だけ読んでもらえれば幸いです。

法人向け金融事業・サービス

法人向けの金融事業はお金の面で困っている企業に向けた事業です。例えば、設備を追加したい企業には、いったんオリックスが買い付けてリースで貸し出す等でサポートします。設備だけでなく、事業投資もしています。内容は株式の譲渡や事業拡大・継承など多岐に渡ります。

他にも、企業に向けて生命保険・損害保険・企業年金の販売、決済関連のシステムの提供等もやっています。

産業・ICT機器関連事業・サービス

産業・ICT関連の機器について、社会の急速な変化に対応できるようレンタル・販売を行っています。それだけではなく、機器の使用方法からメンテナンス、技術検討などの”技術的支援”も兼ねています。ロボットのレンタルはTVCMでもやっていましたね!

川栄李奈、ロボットと絶妙な掛け合い オリックスグループ新CM「ロボットレンタル」篇

環境エネルギー事業・サービス

環境エネルギー事業・サービスでは、廃棄物の処理や太陽光発電等を運営しています。最終処分場については、国内最大級の処分場を運営しているのだとか。エネルギーについては、太陽光発電がメインですが、他にも風力・水力発電、地熱発電・バイオマス発電の事業開発も進めています。

自動車関連事業・サービス

自動車関連といったらオリックスレンタカーが有名ですよね。あとはすべてコミコミで月額制で車が乗れるオリックスカーリース、好きな時間に手軽に乗れるカーシェアリングがあります。

それぞれの特徴はこんな感じです。

カーリースの特徴
  • 頭金不要で、月々の支払だけで車に乗れる。
  • 税金処理はオリックスで実施してくれる。
  • 車検はクーポンで実施できる。
  • 走行距離の超過・傷や凹みで違約金が発生する。
  • 長い期間乗ると購入するより損をすることがある。
カーシェアリングの特徴
  • 受付が無いので24時間いつからでも借りられる。
  • 短い時間でも気軽に乗れる。
  • ガソリン満タンで返さなくてよい。
  • 月額基本料+時間料金+距離料金が掛かる。

例えば、普段殆ど車に乗らないけど旅行で車に乗る→レンタカー
短期間だけど車を所有したい→カーリース
車は要らないけど使用機会が多い→カーシェアリング

といった使い分けができます。自分のライフスタイルに合わせて車との付き合い方を選べるのは良いですよね。

不動産関連事業・サービス

不動産関連は、旅館・ホテル、水族館、オフィス、研修施設など様々です。箱根のはなをりクロスホテル杉乃井ホテルとかが有名ではないでしょうか。旅館ははなをり、水族館は、すみだ水族館がTVCMになっていましたね!

箱根・芦ノ湖 はなをり
クロスホテル京都
別府温泉 杉乃井ホテル
オリックスグループ「宿泊事業」篇_30秒
すみだ水族館
オリックスグループ「水族館」篇(30秒)

個人向け金融事業・サービス

個人向け金融事業は、オリックス銀行です。オリックス銀行は店舗を持たないのが特徴です。その分コストカットできサービスの質を上げています。

また、オリックス自体が不動産との強いパイプがあるため、不動産投資目的のローンを得意としています。不動産投資に興味のある方はオリックス銀行をおすすめします。

海外事業・サービス

日本だけでなく、世界37ヶ国、2168拠点にまで進出しています。海外でも同様に、ファイナンス・コンサルティング、環境エネルギー事業、事業開発・投資などを展開しています。

こうして簡単に紹介しただけでもかなりの事業があることが分かります。さすがにCMで強調するだけのことはありますね…笑

株価の値動き

ここ5年間の株価です。変動はそれなりにありますが、1100円以上をキープしています。

さらにここ1年の株価と日経平均の比較です。コロナショックで1900円台から急落して一時1100円台になりましたが、現在は少し戻して1500円前後です。チャートからでは今後どうなるか読めませんね…

業績

5年間の業績

ここ5年間の売上高です。2018年頃までは堅調でしたが、それ以降は減少しています。さらに2021年度の予想は新型コロナウイルスの影響で未定となっています。

次は当期純利益とEPSを見ていきます。売上高とほぼ同じですが、若干利益率が向上しているとも見れます。ただ、今期は営業自粛の影響でかなり下回ってしまうと思われます。

今期第1四半期業績

今期は前年同期比で売上高2%減、営業利益40%減、当期純利益28%減と絶望的です。セグメント別に見てみると、環境エネルギーが118%増益、保険が36%増益、銀行クレジットが25%増益と好調でしたが、それ以外が壊滅的でした。

中でも、やはりホテル・旅館を含む不動産は73%減益となり、その他は投資事業は56%減益、ORIX USAは98%減益と大ダメージを受けています。

ORIX USAの減益は、前期に関連会社を売却したことで多めに利益が出でしまった影響です。さらに、信用損失引当金は、投資しているエネルギー関連のポートフォリオの状況が悪化してしまったことで引当金を計上したとのことです。会計を実施した3月の見立てですので、今後は回復してくるでしょう。

今後の見通し

通期ではあまり期待できない

1Qの状況と現時点で予想が発表されていないことから、通期は悪い意味で予想通りになりそうです。今期は仕方ないとしても来期からが気になるところです。2018年頃から業績は下降気味だったので、そこが投資するべきかそうでないかのポイントとなるでしょう。

事業が多いからこそショックにつよい

オリックスは事業を沢山持っているため、今回のようなコロナショックの局面には強いと思います。不動産やサービス業は赤字になった企業が多かったですが、オリックスは保険や金融業でカバーできています。

しかし事業が多いと管理が難しくなり、会社が成長しにくいというデメリットがあります。オリックスの場合、少しずつ増益をしていく形が理想的と言えるでしょう。

来期以降を見込んで投資の判断

オリックスではキャピタルゲインをあまり期待できないので、インカムゲインを狙った長期保有がおすすめです。(半年~数年単位)しかし、それには来期以降の業績がどうなるかを考える必要があります。

私個人としては、投資しても問題は無いと思っています。それだけ配当と優待に魅力のある銘柄だと思っています。

今回はこの辺で。株主優待で銘柄を選ぶのはいいですが、しっかり業績も確認しないと痛い目を見ます。業績・チャート・指標を見ながら買うタイミングを見計らうのがベストだと思います。なお、投資はくれぐれも自己責任でお願いします!

コメント

タイトルとURLをコピーしました