年初来高値更新銘柄クロスキャット【2307】DXバブルを見逃すな!

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菅政権となって数日が経過しましたが、政策のひとつであるデジタル庁の創設に期待が寄せられていると思います。それらに関連した銘柄をデータとデジタルを活用して世の中をより良いものにしていくDX(デジタルトランスフォーメーション)関連銘柄と呼ばれています。

こちらの記事でもDX関連の銘柄をいくつか紹介した記事があるので気になる方は読んでみてください。

その中でもクロスキャット【2307】という企業が年初来高値を更新しました。もしかすると期待感だけが先行して株価の上昇を招いているのかもしれません。

今回もこの企業の経営を分析して、将来の成長性を確認していきたいと思います!

事業内容

クロスキャットは、金融をはじめとするさまざまな分野で使われるシステム開発を中心とした事業です。公共事業からの案件が多い為、DX関連銘柄として名前が挙がっています。

クロスキャットは当社と連結子会社のクロスユーアイエスの2社で構成されています。どちらも同じシステムソリューション事業ですが、クロスキャットからクロスユーアイエスへ業務の一部を委託する形となっています。

株価の値動き

ここ5年間の株価です。2018年に大きく伸び、その後は1000円前後を推移しています。この頃は東証一部への昇格、キャッシュレス決済の追い風などがあり株価が上昇したようです。

意外にもそれ以降は出来高が少なくなっているので、あまり注目されていなかったのではないでしょうか。

2020年の株価です。一度コロナショックで下げていますが、元の水準まで戻ったようです。さらに年初来高値を更新しているので今後さらに評価されていくかもしれません…

単純移動平均(5日、25日、75日)で引いているのですが、短期でみても長期で見ても上昇しそうな形になっていることが分かります。特に2020年9月以降は短期での上昇率が高いようです。

業績

5年間の業績

まずは売上高からです。おおよそ100億円前後の売上です。しかし意外なことに売上高は5年間で見てもあまり増加していないんですね。

利益面も見ていくと、これも増加しているわけではないようです。それでも安定はしていると思います。株価についてもおおよそ業績をなぞらえていると捉えて問題なさそうです。

最後にEPS(一株利益)とPER(株価収益率)を見ていきます。PERは株価をEPSで除した値です。過去の値は有価証券報告書を参考にしています。

これを見ると、過去のPERは10倍から15倍程度で推移していましたが、今期予想(現在の株価から予想EPSを除した値)は25倍と跳ね上がっています。PERは一般的に15倍は平均と言われているので、今はかなり割高ということになります。

割高だからといって株価が伸びないかといったらそんなことはありませんが、業績以上に高く評価されているということになります。

今期第1四半期の業績

今期第1四半期の業績は、前期同四半期比で売上が△4.5%の20億円、経常利益が△53%の3900万円、純利益が△57%の2700万円となっています。やはり新型コロナウイルスの影響は大きいようです。

決算の説明によると、官公庁、通信向けが好調でしたが、金融、クレジットが壊滅的だったようです。セグメント別の決算は省略しているのでどれくらいかは分かりません。説明資料についても第1四半期は提示がないようです。

ただ、DX推進によってある程度復活する見込みはあるようです。決算資料から一部抜粋します。

当社グループが属する情報サービス業界におきましては、引き続き、クラウドコンピューティング、AI、IoT、ビッグデータ、RPAなどの先端的技術を活用した「DX(デジタルトランスフォーメーション)」推進の動きが活発化しており、企業の競争力強化のためのIT投資意欲が拡大すると見られています。

出典:クロスキャット

今後の見通し

業績を見ると割高な印象

業績からみても現在の株価は割高な印象を受けます。私の場合、割安なバリュー株投資を好んでいるので、投資はしないかな~と思います。前述しましたが、株価は投資家の評価でしかないので、割高株が上昇して割安株が下落する可能性も充分あります。

あなた自身が今後どうなっていくかを予想して投資することが大切だと思います。

売上を伸ばしてシェアを獲得する

業績から、あまりシェアを伸ばせている感じがしません。どちらかというと公共事業の恩恵を受けて、ある程度売り上げをたてることが出来ているという現状なのかもしれません。

しかし、「国策に売りなし」という言葉があるくらい行政の力は強いです。それに乗じて売り上げを伸ばしていければ成長性はおおいに見込めるでしょう。

今回はこの辺で。私は割高株にあまり投資しませんが、グロース株投資をやっている方にはいい銘柄なのではないでしょうか。どちらにせよ、投資方法がブレないことが大事だと思っています。なお、投資はくれぐれも自己責任でお願いします!

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